「え、電池切れ?今?」
夜11時。明日の朝、重要なプレゼンがあるというのに、ワイヤレスマウスが動かなくなりました。
カーソルが画面上でピクリとも動きません。
「やばい、明日までに資料を仕上げないといけないのに…」
パソコンのタッチパッドでも操作はできます。でも、細かい作業をするには、マウスがないと効率が悪い。
マウスを裏返して、電池カバーを開けました。
小さなボタン電池が入っています。型番は「CR2032」。
「これ、家にストックあったかな…」
引き出しを探しましたが、ありません。
時計を見ると、23時を過ぎています。
近くのコンビニは24時間営業だけど、ボタン電池を置いているかどうか…。
「とりあえず、行ってみるか」
コンビニに走りました。
電池コーナーを見ましたが、単三電池、単四電池、単一電池はあっても、ボタン電池はありませんでした。
「ないのか…」
店員さんに聞いても、「うちでは扱ってないです」との返事。
「どうしよう…」
結局、その日はタッチパッドで何とか作業を終えました。でも、いつもの倍以上の時間がかかりました。
「ボタン電池くらい、家に置いておけばよかった」
そう後悔しました。
翌日、プレゼンが無事終わった後、100円ショップに寄りました。
電池コーナーに、ボタン電池がずらりと並んでいます。
「こんなにあるんだ」
CR2032、CR2025、LR44、CR1220…。いろいろな型番があります。
とりあえず、自分のマウスに使えるCR2032を2個パック、110円で買いました。
「これで安心」
そう思いました。
でも、この時の私は、まだ知らなかったんです。
この小さなボタン電池が、これから何度も私を救ってくれることを。
そして、「小さな備え」が、いかに大切かということを。

ボタン電池が必要なものって、意外と多い
マウスの電池を交換してから、数週間後。
キッチンのタイマーが鳴らなくなりました。
「あれ、壊れた?」
ボタンを押しても、画面に何も表示されません。
「もしかして…」
裏を見ると、電池カバーがありました。開けてみると、小さなボタン電池が入っています。
型番は「LR44」。
「これか」
この時、気づきました。
「ボタン電池が必要なものって、家の中にけっこうあるんだな」
改めて家の中を見渡してみると、たくさん見つかりました。
- ワイヤレスマウス(CR2032)
- キッチンタイマー(LR44)
- 体温計(LR41)
- 体重計(CR2032)
- 時計(SR626SW)
- 車のキーレスエントリー(CR2032)
- 小型LEDライト(LR44)
- 電卓(LR44)
「こんなに使ってたんだ…」
そして、どれも、突然電池切れになったら困るものばかり。
特に、体温計。体調が悪い時に電池切れになったら、本当に困ります。
「ストックを買っておこう」
そう思って、また100円ショップに行きました。
今度は、よく使いそうな型番を、いくつか買いました。
- CR2032(2個入り)
- LR44(4個入り)
- CR2025(2個入り)
全部で330円。
「これで、しばらくは安心だ」
家に帰って、引き出しの中に「電池ボックス」を作りました。
単三・単四電池と一緒に、ボタン電池も並べて保管。
これで、急に必要になっても、慌てなくて済みます。
「こういう備えって、大事だな」
そう実感しました。

100均のボタン電池は大丈夫なのか?
ボタン電池を100均で買うようになって、ふと疑問に思いました。
「100均の電池って、ちゃんと使えるのかな?」
家電量販店に行くと、有名メーカーのボタン電池が売っています。
パナソニック、ソニー、マクセル…。値段は、1個200円とか300円とか。
「100均のは、2個で110円。ということは、1個55円。めちゃくちゃ安いけど、品質は大丈夫?」
気になって、ネットで調べてみました。
すると、いろいろな情報が出てきました。
「100均の電池は、すぐ切れる」 「有名メーカーの方が長持ちする」
という意見もあれば、
「普通に使う分には問題ない」 「コスパを考えたら100均で十分」
という意見もありました。
「実際のところ、どうなんだろう」
実験してみることにしました。
同じ型番のボタン電池を、100均のものと、家電量販店で買ったパナソニック製のものと、二つ用意。
同じワイヤレスマウスに入れて、どのくらい持つか比較してみました。

実験結果:思ったより差がなかった
結論から言うと、思っていたほど差はありませんでした。
パナソニック製:約3ヶ月持った 100均(ダイソー製):約2ヶ月半持った
確かに、パナソニック製の方が長持ちしました。でも、劇的な差ではありませんでした。
価格差を考えると、こんな感じです。
- パナソニック製:300円で3ヶ月 → 1ヶ月あたり100円
- 100均:55円で2.5ヶ月 → 1ヶ月あたり22円
コスパで考えたら、100均の方が圧倒的に良いです。
「普段使いなら、100均で十分だな」
そう結論づけました。
ただし、こうも思いました。
「もし、絶対に電池切れしたくない重要な機器なら、有名メーカーの方がいいかもしれない」
例えば、仕事で使う重要な機器とか、医療機器とか。
でも、マウスや時計、キッチンタイマーくらいなら、100均で問題ないと思いました。

旅行先で助かった話
100均のボタン電池を常備するようになって、半年くらい経った頃。
友人たちと、二泊三日の旅行に行きました。
旅行の朝、ホテルで目が覚めると、腕時計が止まっていました。
「あれ、止まってる」
電池切れです。
「旅行中なのに、時計が使えないのは不便だな…」
でも、私はカバンの中に、小さなジップロックを入れていました。
中には、予備のボタン電池が数個。
旅行前に、「念のため」と思って入れておいたものです。
「よかった、持ってきてた」
時計の裏蓋を開けて(旅行用の小さなドライバーも持ってきていました)、電池を交換。
無事、時計が動き始めました。
「備えあれば憂いなし、だな」
その日の午後、友人の一人が言いました。
「やばい、車のキーの電池が切れそう。反応が悪い」
友人は、レンタカーを運転していました。キーレスエントリーのボタンを押しても、なかなか反応しません。
「これ、完全に切れたら、車のロック解除できなくなるかも…」
友人は焦っていました。
「何の電池?」
「CR2032って書いてある」
「あ、それなら持ってるよ」
「え、マジで?」
カバンから、予備の電池を取り出しました。
「助かった!なんで持ってるの?」
「念のため。前に電池切れで困ったことがあって、それから予備を持ち歩くようにしてるんだ」
友人は、すぐに電池を交換して、キーレスエントリーが復活しました。
「ありがとう。旅行中に車が使えなくなるところだった」
「100円ちょっとの電池だけど、役に立ってよかった」
その日、友人たちから「備えがいい人」と褒められました(笑)。
でも、本当に、小さな備えが、大きなトラブルを防いでくれたんです。

型番を覚えるのが面倒だった
ボタン電池を使い続けていて、一つ困ったことがありました。
「型番が多すぎて、覚えられない」
CR2032、CR2025、LR44、LR41、SR626SW…。
どれが、どの機器に使うのか、覚えきれません。
電池が切れるたびに、機器の裏を開けて、型番を確認して、ストックの中から探す。
「もっと効率的な方法はないかな」
そこで、考えました。
スマホのメモアプリに、「ボタン電池リスト」を作ることにしました。
- ワイヤレスマウス → CR2032
- キッチンタイマー → LR44
- 体温計 → LR41
- 体重計 → CR2032
- 腕時計 → SR626SW
- 車のキー → CR2032
- 小型ライト → LR44
- 電卓 → LR44
- 置き時計(リビング) → CR2032
- 置き時計(寝室) → LR44
こうしてリスト化すると、すごく便利でした。
電池が切れた時、わざわざ機器を分解して型番を確認しなくても、スマホを見ればすぐわかります。
さらに、買い物に行く前にリストを見れば、「あ、LR44のストックが少ないから、買っておこう」と事前に準備できます。
「これ、もっと早くやっておけばよかった」
それから、もう一工夫しました。
電池ボックスの中に、小さなラベルを貼りました。
「CR2032 – マウス、体重計、車のキー、時計」 「LR44 – タイマー、電卓、ライト」
これで、家族も使いやすくなりました。
妻が、「電池どれ使えばいいの?」と聞いてくることが減りました。
「情報を整理するって、大事だな」
たかが電池ですが、きちんと管理すると、生活がスムーズになることを実感しました。

母が体温計の電池で困っていた話
ある日、実家の母から電話がかかってきました。
「ちょっと、体温計が動かないんだけど…」
「電池切れじゃない?」
「たぶんそうだと思うんだけど、何の電池を買えばいいのかわからなくて」
「裏に型番書いてあるよ。LR41とか、CR2032とか」
「ちょっと待って…老眼で小さい字が見えない…」
電話の向こうで、母が困っている様子が伝わってきました。
「写真撮って送って。見てあげる」
母がスマホで体温計の裏を撮影して、LINEで送ってきました。
写真を拡大して見ると、「LR41」と書いてありました。
「LR41だよ。100均に売ってるから、買ってきて」
「100均に?本当に?」
「うん、電池コーナーにあるよ。パッケージに『LR41』って書いてあるやつ」
「わかった、行ってみる」
でも、心配になりました。
母は、電気製品にあまり詳しくありません。100均で探せるだろうか。
「やっぱり、私が送ってあげよう」
その週末、実家に帰る予定があったので、LR41のボタン電池をいくつか買っておきました。
実家に着いて、母に渡しました。
「はい、体温計の電池。ついでに、予備も買ってきた」
「ありがとう。助かる」
一緒に電池を交換して、体温計が動くようになりました。
「これ、どのくらい持つの?」
「1年くらいは大丈夫だと思うよ。でも、予備があるから、また切れても安心」
母の家の引き出しに、予備の電池を入れておきました。
さらに、実家で使っている機器の電池もチェックしました。
- リモコンの電池(単四)
- 時計の電池(CR2032)
- 血圧計の電池(単三)
「これも、予備を置いておいた方がいいね」
次に実家に来る時、これらの予備も持ってくることにしました。
「年を取ると、こういうちょっとしたことが大変になるんだな」
母を見て、そう思いました。
電池を買いに行くのも、型番を確認するのも、交換するのも、若い人にとっては簡単なことです。
でも、高齢者にとっては、意外とハードルが高い。
「離れて暮らしているけど、こういうサポートもできるんだな」
小さなことだけど、親孝行になった気がしました。
100均のボタン電池で失敗した話
100均のボタン電池を使い続けて、ほとんど問題はありませんでしたが、一度だけ失敗がありました。
子供のおもちゃに、ボタン電池を使っているものがありました。
光って音が鳴る、小さな電子ゲームです。
電池が切れたので、100均で買ったLR44を入れました。
最初は普通に動きました。
でも、2週間くらいで、また動かなくなりました。
「え、もう切れたの?」
不思議に思って、電池を取り出してみると、液漏れしていました。
白い粉のようなものが、電池の周りに付いています。
「液漏れ…」
おもちゃの電池ボックスの端子も、少し腐食していました。
「やばい」
急いで掃除して、新しい電池(今度はパナソニック製)を入れました。
幸い、おもちゃは壊れずに済みました。
「100均の電池、液漏れするのか…」
ネットで調べてみると、こんな情報がありました。
「安価な電池は、液漏れのリスクが高い場合がある」 「特に、高負荷の機器や、長期間使わない機器では注意が必要」
なるほど。
子供のおもちゃは、音を鳴らしたり光ったりするので、比較的電力を消費します。
そういう機器には、もしかしたら100均の電池は向いていないのかもしれません。
それから、私は使い分けるようになりました。
100均の電池でOK:
- マウス
- 時計
- キッチンタイマー
- 電卓
- 低負荷の機器
有名メーカーの電池がベター:
- 子供のおもちゃ
- 医療機器
- 車のキー(液漏れしたら困る)
- 長期保存が必要な機器
「適材適所、だな」
全部を100均で済ませようとするのではなく、用途に応じて選ぶことが大切だと学びました。
ボタン電池の捨て方を知らなかった
ボタン電池を使うようになって、もう一つ学んだことがあります。
「ボタン電池の捨て方」
最初、私は使い終わったボタン電池を、普通のゴミとして捨てていました。
でも、ある日、100円ショップでボタン電池を買った時、パッケージの裏にこう書いてありました。
「ボタン電池は、リサイクルにご協力ください」
「リサイクル?」
調べてみると、ボタン電池には水銀などの有害物質が含まれている場合があり、適切に処分する必要があるとのこと。
「知らなかった…」
家電量販店や、一部のスーパーに、「ボタン電池回収ボックス」が設置されているそうです。
「今まで、普通に捨ててた…反省」
それから、使い終わったボタン電池は、小さな袋にまとめて保管するようになりました。
そして、買い物のついでに、家電量販店の回収ボックスに持っていきます。
さらに、捨てる前に、電池の端子部分にセロハンテープを貼るようにしました。
これは、電池がショートするのを防ぐためです。
「環境のことも、考えないとな」
便利に使うだけじゃなくて、正しく処分することも大切。
当たり前のことですが、意識するようになりました。
防災グッズにも入れるようになった
ある日、地震がありました。
幸い、大きな被害はありませんでしたが、改めて防災グッズを見直すきっかけになりました。
非常用リュックの中身をチェックしていると、気づきました。
「懐中電灯の電池、入ってない…」
懐中電灯本体は入っているのに、電池が入っていませんでした。
「これじゃ、意味ないじゃん」
急いで、単三電池を入れました。
そして、さらに考えました。
「他にも、電池が必要なものがあるかも」
防災グッズの中を改めて確認すると、こんなものがありました。
- 懐中電灯(単三電池)
- ラジオ(単三電池)
- ヘッドライト(単四電池)
- 小型LEDライト(ボタン電池 LR44)
「ボタン電池も必要なんだ」
小型LEDライトは、キーホルダーサイズで、暗い場所で手元を照らすのに便利です。
でも、電池が切れていたら、使えません。
「予備のボタン電池も、防災グッズに入れておこう」
100円ショップで、LR44を買ってきて、防災リュックに入れました。
さらに、予備の単三電池、単四電池も追加しました。
「これで、いざという時も安心」
災害時、電池は貴重です。
停電になったら、懐中電灯やラジオが命綱になります。
その時に電池がなかったら、本当に困ります。
「小さな備えが、命を守ることもあるんだな」
そう思うと、100均で買った数百円の電池が、とても価値あるものに思えました。

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