お菓子作りに欠かせない道具の一つ、セルクル。専門店で購入すると1個500円から1,000円以上することも珍しくありませんが、実は100均でも十分使えるセルクルが手に入ることをご存知でしょうか。
私自身、最初は「100円で本当に使えるの?」と半信半疑でしたが、実際に購入して使ってみたところ、その品質の高さに驚かされました。この記事では、私が実際にダイソー、セリア、キャンドゥの3店舗で購入したセルクルの使用感や特徴を詳しくレポートします。
お菓子作り初心者の方から、コストを抑えたいベテランの方まで、きっと参考になる情報が満載です。
セルクルとは?基礎知識をおさらい

セルクルの役割と用途
セルクルとは、フランス語で「円」を意味する調理器具で、主にお菓子作りで使用される金属製の輪っかのことです。底がないのが特徴で、ムースケーキ、チーズケーキ、タルトなどの成形に使います。
主な用途は以下の通りです:
- ムースケーキの型として
- レアチーズケーキの成形
- パンケーキやホットケーキの形を整える
- ハンバーグの成形
- ポテトサラダなどの盛り付け
- ライスバーガーの成形
セルクルとケーキ型の違い
よく混同されがちですが、セルクルと一般的なケーキ型には明確な違いがあります。セルクルは底がないため、直接天板やお皿の上に置いて使用します。一方、ケーキ型は底があり、単体で生地を流し込むことができます。
底がないからこそ、セルクルは取り外しが簡単で、きれいな側面を作りやすいというメリットがあります。
100均3店舗のセルクルを実際に購入してみた

ダイソーのセルクル体験談
先月、近所のダイソーで製菓コーナーを物色していたところ、キッチン用品売り場でセルクルを発見しました。ダイソーでは、主に以下のサイズが販売されていました。
購入したサイズ:
- 直径6cm(高さ4cm)
- 直径8cm(高さ4.5cm)
- 直径10cm(高さ5cm)
価格はすべて110円(税込)です。私は8cmと10cmのサイズを購入しました。
材質と質感: ダイソーのセルクルはステンレス製で、表面には光沢があります。手に持った感触はしっかりしており、安っぽさは感じません。縁の処理も丁寧で、指を切るような鋭利な部分はありませんでした。
実際の使用感: 最初に作ったのは、レアチーズケーキです。底にクッキングシートを敷き、その上にセルクルを置いて生地を流し込みました。冷蔵庫で冷やし固めた後、温めたタオルでセルクルの外側を軽く温めると、スルッときれいに外れました。
側面も非常に滑らかで、プロが作ったような仕上がりになりました。正直、この品質で110円は驚きです。
耐久性について: 現在、購入から3ヶ月が経過し、週に1〜2回のペースで使用していますが、変形や錆びは一切ありません。食器洗い乾燥機も使用していますが、問題なく使えています。
セリアのセルクル体験談
ダイソーでの成功体験から、セリアでも探してみることにしました。セリアは比較的おしゃれなキッチン用品が揃っているイメージがあったので、期待が高まります。
購入したサイズ:
- 直径7cm(高さ4cm)
- 直径9cm(高さ5cm)
- スクエア型 7cm×7cm(高さ4cm)
セリアの特徴は、丸型だけでなくスクエア型も取り扱っている点です。これは他の100均ではあまり見かけません。私は丸型の9cmとスクエア型を購入しました。
材質と質感: セリアのセルクルもステンレス製ですが、ダイソーのものよりもやや薄手に感じました。ただし、薄いからといって弱いわけではなく、適度な弾力があります。
デザインは非常にシンプルで、無駄な装飾は一切ありません。この潔さがかえって使いやすさにつながっています。
実際の使用感: スクエア型のセルクルを使って、ティラミスを作ってみました。四角い形のティラミスはカフェで出てくるような雰囲気があり、見た目の満足度が高いです。
丸型では、パンケーキの成形に挑戦しました。フライパンに直接セルクルを置き、生地を流し込んで焼きます。厚みのある、ふわふわのパンケーキが完成しました。
セルクルを外すタイミングが重要で、表面が固まってきたら菜箸などで持ち上げて外すとうまくいきます。
耐久性について: 購入から2ヶ月経過しましたが、こちらも特に問題はありません。ただし、ダイソーのものよりも薄手なので、少し丁寧に扱う必要があるかもしれません。
キャンドゥのセルクル体験談
最後に訪れたのはキャンドゥです。正直、キャンドゥは店舗数が他の2つよりも少ないため、あまり期待していませんでした。しかし、予想は良い意味で裏切られました。
購入したサイズ:
- 直径6cm(高さ3.5cm)
- 直径8cm(高さ4cm)
- 直径10cm(高さ4.5cm)
キャンドゥでは、ダイソーと同様のサイズ展開でした。私は6cmの小さいサイズを購入しました。
材質と質感: キャンドゥのセルクルは、3店舗の中で最も厚みがあり、重厚感がありました。手に持つとずっしりとした感触で、「これは長持ちしそう」という第一印象です。
表面の仕上げもきれいで、鏡のように輝いています。
実際の使用感: 6cmという小さいサイズを活かして、一口サイズのチョコレートムースを作りました。小さいセルクルは、パーティーやおもてなしの際に重宝します。
また、ハンバーグの成形にも使ってみました。小さめのハンバーグを作る際、形を整えるのに非常に便利です。お弁当用のハンバーグ作りにも最適だと感じました。
耐久性について: 購入から1ヶ月ほどですが、厚みがある分、非常に安定感があります。変形の心配はほとんどないと思われます。
100均セルクルの比較表

それぞれの特徴をまとめると、以下のようになります。
| 店舗 | 価格 | 材質 | 厚み | サイズ展開 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダイソー | 110円 | ステンレス | 中 | 豊富 | バランスが良く初心者向け |
| セリア | 110円 | ステンレス | 薄 | 変形型あり | デザイン性高く多用途 |
| キャンドゥ | 110円 | ステンレス | 厚 | 標準的 | 耐久性重視 |
100均セルクルの上手な使い方とコツ
お菓子作りでの活用法
ムースケーキの作り方:
- クッキングシートの上にセルクルを置く
- 底になる部分(スポンジケーキやビスケット)を敷く
- ムース液を流し込む
- 冷蔵庫で固める
- 温めたタオルで外側を温めて取り外す
レアチーズケーキのポイント: 底にクリームチーズを流す前に、ビスケットをバターで固めた土台を作ると、よりプロっぽい仕上がりになります。100均のセルクルでも、専門店で購入したものと変わらない品質のケーキが作れます。
パンケーキを厚く焼くコツ:
- セルクルの内側に薄くバターを塗る
- 弱火でじっくり焼く
- 表面に気泡が出てきたら、セルクルを外すタイミング
- セルクルは熱くなるので、菜箸などで持ち上げる
料理での意外な活用法
セルクルはお菓子作りだけでなく、日常の料理でも大活躍します。
ハンバーグの成形: ひき肉をセルクルに詰めることで、均一な厚みと形のハンバーグが作れます。特に小さいサイズのセルクルは、お弁当用ハンバーグに最適です。
盛り付けの演出:
レストランのような盛り付けができます。例えば:
- ポテトサラダをセルクルで型抜き
- ちらし寿司を円柱状に盛り付け
- タルタルステーキの成形
- ライスバーガーのご飯部分
目玉焼きやオムレツ: フライパンにセルクルを置いて卵を流し込めば、丸くてきれいな目玉焼きが作れます。お弁当にも映えますし、朝食のプレートが一気にカフェ風になります。
100均セルクルを長持ちさせるお手入れ方法
使用後の洗い方
基本の洗い方:
- 使用後はすぐにぬるま湯で予洗い
- 中性洗剤とスポンジで優しく洗う
- 特に内側の汚れをしっかり落とす
- 十分にすすぐ
- 水気を完全に拭き取る
油分の多いものを作った後は、お湯でしっかり油を落としてから洗剤で洗うと効果的です。
食器洗い乾燥機の使用: 私の経験では、ダイソーとキャンドゥのセルクルは食洗機対応でも問題ありませんでした。ただし、セリアの薄手のものは少し注意が必要かもしれません。念のため、手洗いをおすすめします。
保管方法のポイント
錆び防止のコツ:
- 水気を完全に拭き取ってから保管
- 湿気の少ない場所に置く
- 重ねて保管する場合は、間にキッチンペーパーを挟む
- 長期間使わない場合は、薄く油を塗っておく
収納アイデア: 私は、同じく100均で購入したファイルボックスにセルクルを立てて収納しています。サイズごとに分けておくと、使いたい時にすぐ取り出せて便利です。
100均セルクルvs専門店のセルクル
価格差と品質の違い
専門店で購入すると、セルクルは500円〜2,000円程度します。有名なパティシエ御用達のブランドものになると、さらに高額です。
専門店のセルクルの特徴:
- より厚みがあり頑丈
- サイズのバリエーションが豊富
- 高さ調整できるタイプもある
- 業務用として長時間の使用に耐える
100均セルクルの強み:
- 圧倒的なコストパフォーマンス
- 家庭用として十分な品質
- 気軽に複数サイズを揃えられる
- 初心者が試しやすい
どちらを選ぶべきか
100均がおすすめの人:
- お菓子作り初心者
- たまにしか使わない
- 複数のサイズを試してみたい
- コストを抑えたい
- 料理での使用も考えている
専門店がおすすめの人:
- プロや上級者
- 頻繁に使用する
- 特殊なサイズが必要
- 業務用として使いたい
- より精密な仕上がりを求める
私の経験から言うと、家庭でお菓子作りを楽しむ程度であれば、100均のセルクルで十分です。むしろ、浮いたお金で良い材料を買った方が、美味しいお菓子が作れます。
100均セルクルを使ったおすすめレシピ3選
1. 簡単レアチーズケーキ(直径8cm×4個分)
材料:
- クリームチーズ:200g
- 生クリーム:100ml
- 砂糖:50g
- レモン汁:大さじ1
- ゼラチン:5g
- ビスケット:60g
- バター:30g
作り方:
- ビスケットを袋に入れて細かく砕き、溶かしバターと混ぜる
- セルクルの底に敷き詰めて冷蔵庫で冷やす
- クリームチーズを室温に戻し、砂糖を加えて混ぜる
- ゼラチンを水でふやかし、レンジで溶かす
- 生クリームを7分立てにして、クリームチーズと混ぜる
- ゼラチンとレモン汁を加えて混ぜる
- セルクルに流し込み、冷蔵庫で3時間以上冷やす
- 温めたタオルで外側を温めて型から外す
100均のセルクルでも、お店で売っているようなきれいな仕上がりになります。
2. ふわふわパンケーキ(直径10cm×3枚)
材料:
- ホットケーキミックス:150g
- 卵:1個
- 牛乳:100ml
- ヨーグルト:大さじ2
- バニラエッセンス:少々
作り方:
- セルクルの内側にバターを薄く塗る
- 材料をすべて混ぜ合わせる
- フライパンにセルクルを置き、弱火で温める
- 生地を半分くらいまで流し込む
- 蓋をして5〜6分焼く
- 表面に気泡が出てきたらセルクルを外す
- ひっくり返してさらに3分焼く
通常のパンケーキより厚みがあり、カフェのような仕上がりに。
3. チョコレートムース(直径6cm×6個)
材料:
- チョコレート:100g
- 生クリーム:200ml
- 卵白:2個分
- 砂糖:30g
作り方:
- チョコレートを湯煎で溶かす
- 生クリーム100mlを温めてチョコレートに加える
- 卵白に砂糖を加えてメレンゲを作る
- 残りの生クリームを8分立てにする
- チョコレート液にメレンゲと生クリームを混ぜる
- セルクルに流し込み、冷蔵庫で2時間冷やす
小さいサイズのセルクルで作ると、おもてなしにぴったりです。
よくある失敗と対処法
セルクルから外れない時の対処法
原因:
- 生地がセルクルの側面に張り付いている
- 冷やし固める時間が不足している
- 油分が少ない生地
対処法:
- 温めたタオルでセルクルの外側を温める(10〜15秒)
- ナイフを側面に沿って一周させる
- セルクルを上下に軽く揺らす
- ゆっくりと引き上げる
急いで外そうとすると、せっかく作ったお菓子が崩れてしまうので、慎重に行いましょう。
側面がきれいに仕上がらない
原因:
- セルクルの内側に油分を塗りすぎている
- 生地の温度管理が不適切
- セルクルに傷がある
対処法:
- 油を塗る場合は薄く均一に
- 生地を流す前に冷蔵庫で少し冷やす
- 使用前にセルクルの状態をチェック
- 古くなったセルクルは買い替える(100均なので気軽に交換できます)
パンケーキが焦げる
原因:
- 火力が強すぎる
- セルクルが熱伝導しやすい
対処法:
- 必ず弱火で調理する
- セルクルをフライパンに置く前に、フライパンを十分に温める
- 蓋をして蒸し焼きにする
- セルクルの下にもバターを少し敷く
100均セルクルの意外な活用術
お弁当作りでの活用
ご飯の型抜き: セルクルを使ってご飯を丸く成形すると、お弁当がワンランクアップします。のりを巻いたり、ふりかけで飾ったり、アレンジも自在です。
おかずの詰め方: きんぴらごぼうやひじきなどの和え物をセルクルで型抜きすると、きれいに詰められます。お弁当箱の中で動かず、見た目も美しく仕上がります。
離乳食作りに便利
おかゆの型抜き: 離乳食のおかゆをセルクルで成形すると、小さい赤ちゃんでも食べやすくなります。また、冷凍保存する際も、均一なサイズで保存できて便利です。
野菜ペーストの盛り付け: にんじんやほうれん草のペーストをセルクルで型抜きすると、色鮮やかで食欲をそそる見た目になります。
パーティーでの演出
前菜の盛り付け: サーモンのタルタルや、アボカドのディップなど、セルクルを使って盛り付けると、レストランのような仕上がりに。ホームパーティーで大活躍します。
デザートビュッフェ: 様々なサイズのセルクルで作ったミニケーキを並べると、見た目も華やかなデザートビュッフェが完成します。

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